
福山駅の南、メイン道路から一本西に入った路地は、
そのまんま昭和の風景が残された懐かしい食堂街。
そこに前から気になっていたラーメン屋が2軒並んでいる。
せっかくだから、一度立ち寄ってみようと思うものの、
さて、どっちが美味しいのだろう。
向かって左の店には、数人の客が見える。
もう一方は、夫婦でやっているらしいが、
お客さんはおらず、奥さんがTVを見ていた。
佇まいはこちらの方がボロい。
ギャンブラー体質・・・右の「虎龍」に入ってしまった。
佇まいだけに惹かれたのではない。
自家製の卵麺という文字にも惹かれたのだ。

壁に貼られた手書きの品書きを見ると、
野菜ラーメン、若鳥チャーシュー麺350円。
思いっきり安いじゃないか。
初めての店だから「醤油ラーメン」(420円)に決める。
福山は尾道のすぐ隣。
尾道ラーメンに似ているのだろうと想像する。
出てきたラーメンは、醤油スープに背脂を少々浮かべている。、
想像通り見た目は尾道ラーメンそっくりだ。
玉子焼きの具も久しぶりに出会った。
確か東京の銀座で食べた中華そばに入っていたっけ。
スープを口に含む。
トンコツと醤油、それに煮干だろうか。
意外に個性的な味がする。
歯ごたえがしっかりした、黄色い卵麺を食べて分かった。
パサっとした麺に負けないスープなのだ。
一体感というよりは、スープと麺の個性を楽しむ。
そんな感じのラーメンに思える。
これは結構、マニアックかも。
評価は二分されるだろうな。
でも、はっきり言って好きなラーメンだ。
下町ラーメンを楽しむ舞台装置もバッチリ。
福山・・・侮れない町である。
虎龍
住所/福山市東桜町1−1 繊維ビル1F東通路
電話/084−923−2032
営業時間/11:00〜19:00
店休日/毎土曜日



