投稿日:2008-02-08 Fri

最近、仕事で新世界〜西成へ向かうことが多い。
NHKドラマ以来、東京からも企業が進出し、
すっかり、ディープな姿が影を潜めた新世界界隈。
20年前なら修学旅行の学生であふれるなど、想像も付かなかった。
カメラなど見つかれば、袋だたきの可能性だってあった。
優しさも怒りもすべてにおいてストレート。
喜怒哀楽に富んだ世界に触れたいなら、
国道25号線を渡って南に向かおう。
動物園前1番街と名付けられたアーケード街はその入門編。
飛田本通商店街という名前が、イメージ改新のため、変えられたが、
だからといって、中身は変わっていない。
オフィシャルサイトを立ち上げるなど、関係者の努力は相当なものだが・・・。
ココを起点に山王、荻之茶屋方面へと、アーケード街が網の目のように続く。
シャッターが目立つものの、風景は昭和30〜40年代そのもの。
新世界よりずーっと面白いし、物価も安い。
美味しい店もいっぱいある。
ただし、アーケード街を離れないこと。
釜ヶ崎については書き出せばキリがないほどだが、
誤解を与えず書く事は不可能なのだ。
いや誤解じゃなかったりもするから、ヤバいのだけど(笑)。
ある意味、競争世界の極地ではあるが、
インドに行かなくても、ここで様々なことが考えられる。
インドでも考えたけど・・・。

そんなディープな場所柄なので、飯屋情報も一向に聞こえてこない。
動物園前1番館の名洋食店「南自由軒」が、
検索ヒットするぐらいだろうか。
というわけで、仕事のついでに西成の飯屋も開拓することにした。
カメラが見つかったら袋だたきかも(笑)。
まずは南海萩之茶屋駅近くにある「ファミリーレストラン冨士屋」。
この界隈にあって、極めて貴重なファミレスだ。
いや、普通にうどんから洋食まで揃える万能レストランなのだが。
ここで「ビフカツ定食」(950円)をいただいた。
座った場所が悪かったらしく、玄関のドアを通して、
ホームレスが商店街に新聞を並べて売っているのが眺められる。
もちろん新聞は拾ってきたか、どうかして集めてきたもの。
そういう風景を目にしながら、
明るくて清潔で気持ちいいレストランで、
界隈ではかなり高級となるビフカツを食べるのだから、
人間としてどうなのか、わが人間性を自問自答する心境に・・・。
食べ始めたら美味しくって、そんなこと綺麗に忘れてしまった(笑)。
スイッチのオンオフ得意が、長所でもあり短所でもあることは自覚済み♪
さすがにこのクラスだと肉は申し分なし。
わずかな弾力のあと、すーっと噛み切れる食感がいい。
トマトケチャップベースのドミグラスも、
さわやかな酸味が、ご飯とのバツグンの相性を見せてくれた。
テイクアウトも盛んで、ひっきりなしに婆ちゃん、爺ちゃんが店に来る。
残念ながらファミリーの姿はなかったが・・・。
ファミリーレストラン冨士屋
住所/大阪市西成区萩之茶屋2−10−9
電話/06−6641−7734
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