投稿日:2008-01-12 Sat

初めて中国に渡ったのは1985年だったかな。
個人旅行が許可されてまもなくの頃だ。
バックパック肩に、神戸から「鑑真号」なる船に飛び乗った。
2晩かけて辿りついた先が上海。
国際港とは思えない、荷揚げ港のようなところに放り出され、
ひとりでぼーっと1時間ほど立ち尽くしていた。
とにかく飯だと思い、日本でも馴染んだものを探す。
もちろんラーメンなんて見当たらず、
真っ先に目についたのが「小龍包」だった。
黄ばんだ小さな饅頭をかぶりつく。
思わずのけぞるような熱さ。
この頃、日本で食べていた豚まんと、
全く違うものだったので、ビックリした。
口はしっかり火傷したが、
あまりの美味さにそのことすら忘れていた・・・。
今ではすっかりポピュラーになった「小龍包」。
最近、心斎橋にも上海で一番人気の「南翔饅頭店」が進出してきた。
もちろん上海の本店でも食べている。
確か向こうでは「小龍湯包」といい、中国の醤油に浸し、
刻んだ生姜を和えながら食べるのが現地流だった。
懐かしい思い出の味を求め、何度か「南翔饅頭店」に向かったが、
場所もいいからだろう、いつ覗いても満席の様子。
もう一軒、気になっていた「外灘紅緑灯」を訪ねてみた。
ここも最近、「小龍包」が美味しいと、随分と評判だったからだ。
絶対に迷う路地裏にありながら、なかなかお洒落な店である。
中華料理屋というよりも、ダイニングバーという雰囲気だ。

さっそくお目当ての「小龍包」(504円)を注文する。
蒸篭に小ぶりな饅頭が4個。
ここは醤油や生姜など、薬味なしで食べさせるようだ。
もちっとした皮を噛み切れば、スープがじゅわっと溢れてきた。
甘く、濃厚なスープが舌を潤わせ、その後の餡に味わいを持たせる。
これは絶品。
初めて上海で出会ったときの感動を思い出させる。
これなら点心はどれもイケルだろうと、
「にら饅頭」(6個609円)も速攻でオーダー。
カリカリの表面に、これまたジューシーな餡がたっぷり。
ニラの臭いなんて全く気にせず、ガツガツ食べてしまった。

神戸で食べる中華料理がパワー系なら、
こちらはテクニックで勝負するといった感じだろうか。
どのメニューもボリューム少な目で上品。
だが、何を食べても間違いなく美味しい。
しばらく通って、いろいろ試してみよう。
偶然、キャッシャーに料理長が出てきてくれたので、
「上海で食べた南翔より美味しかった」と言うと、
「上海出身の私はその言葉が一番うれしい」。
帰ってHP見ると、中国国家一級点心師と紹介がある。
いやいや失礼。
上海に4人しかいない国家調理大師だったのだ。
外灘紅緑灯
住所/大阪市中央区難波千日前15−3
電話/06−6645−0788
営業時間/11:30〜15:00(LO14:30)
18:00〜23:00(LO22:30)
店休日/毎月曜日(祝日の場合は翌日休)
投稿日:2008-01-12 Sat

「すがきやうどん、すがきやうどん、うどんなーらすがきや♪」
おかめとひょっとこが、踊り狂うシュールなCMをご存知だろうか?
何がどうと聞かれたら困るが、まだ物心ついたばかりの私は、
モノクロ画面で映し出されたこのCMが、トラウマになるほど怖かった。
恐怖とともに刷り込まれた最強のうどん。
やがて成人して、ついに本拠地の名古屋ですがきやの店に遭遇!
・・・うどん、ないやん。
うどんは関西向けターゲット商品で、
すがきや自体は、根っからラーメン屋だったそうな。
今は近畿圏内でも、すがきやのインスタント袋麺やカップ麺を見かけるが、
懐かしい半生うどんや、キャラクターが刷り込まれたうどんダシの小袋を、
見ることはなくなってしまった。
さて、うどんは幻(鍋焼きうどんはあった!)となってしまったが、
ラーメンチェーンは元気である。
チェーン店といっても単独店舗ではなく、大手スーパーなどのフードコートに、
ファーストフード店として展開しており、
価格帯も店舗業態にマッチした低価格路線。
お手軽さが人気の秘密だ。
店舗展開は東海地方が中心だが、関西にも数店舗出店している。
京都の京田辺市の商業施設で、たまたま見かけたので、久しぶりに食べてみた。

主力の「ラーメン」はたった280円と激安。
もちろん具だくさんで見栄えがいいと言ったものではないが、
おやつとしてもいただけるコストパフォーマンスは魅力だ。
しかもコレがなかなか個性的。
カツオの風味をガンガンきかせたトンコツスープは、
一度食べたら忘れられないインパクトがある。
美味しいかどうかは、好みに左右されるだろうが、
この料金であれば、ラーメンに対するウンチクは置いておいて、
満足する人は多いのではないだろうか。
個性といえば、もうひとつ忘れてはならないのが、ならではの先割れスプーン。
レンゲの役割を果たすスプーンの先にフォークを合体させた食器で、
これを使わなければ、すがきやで食べた気にならないというマニアも多いとか。
最近、デザインを一新し、フォークの主張が高まった(笑)。
何にせよ正直、箸のほうが食べやすいですね・・・。
Sugakiya 京田辺アルプラザ店
住所/京都府京田辺市田辺中央5−2−1
電話/0774−65−3401
営業時間/10:00〜21:00
店休日/アル・プラザの休館日に準ずる
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