投稿日:2007-12-28 Fri

「華樂園」との付き合いは、もう何年になるだろう。
美味い中華料理屋がひしめく華僑会館近くの路地に、
突然、現れた小さな小さな中華食堂。
料理は広東ではなく香港を謳っていたっけ。
テーブルは2つだったか、3つだったか、
とにかくすぐ埋まる。
安いのにとんでもなく美味い料理ばかり。
やがてクチコミで、評判は一気に高まり、
店からあふれる客が日増しに増えていった・・・。
夫婦二人がきりもみする店だ。
キャパシティに限界。
震災なんかもあって、大通りに店を移す。
新しい店は、何の店を居抜きで得たのか、
以前の5〜6倍はあろうかという広さ。
赤いシートが妙に艶かしい。
この頃から、この店を紹介した友人から、
「美味しかった」という声が減っていった。
私も定期的に行っていたが、確かに日によって、
首を傾げる日もあった。
中華料理のいい店は、チャーハンが美味しいと良く言う。
その店の火力を測るには、もってこいのメニューだろう。
でも、味を知るなら、広東系の店であれば、
あんかけを使った料理だと思う。
この店なら「トリカゴの海鮮炒め」。
揚げたジャガイモをトリカゴに見立て、
その中にあんを絡めた海鮮と野菜。
まさに絶品だったのが、時々やたら味が濃く感じるようになった。
やっぱり主人ひとりで料理を作るには、キャパがデカすぎたのだろうか。
そして昨年末、3度目の移転で南京町の近くへ。
路地という立地に、コンパクトなスペース。
新しい店は、最初の店を思い起こさせる。
奥さんと久しぶりに話をしたが、
前の店はやっぱりキャパが大きすぎたそうだ。
ランチも少し様変わりをしていた。
初代からの看板メニュー、牛バラ汁キシメンをメインに、
揚げワンタン、ヤキメシ、サラダ、漬物、ゼリーがついた、
「Bセット」(900円)をいただく。
キシメンは、ビーフンのことで、ベトナムのフォーと同じ。
ちなみにこの店、ベトナム料理のメニューも得意としている。
あっさりスッキリのスープに、
牛バラを煮込んだ香辛料がすーっと広がる。
豆板醤を少し入れると、コクがぐんと深まり、味わいが増す。
この味だけは変わっていなかった。

でもなあ・・・チャーハンは明らかに塩分多いし、
先日いただいた焼きそばも、明らかに大味。
やっぱり友人に勧めるのは、ためらってしまう。
マスコミの露出もあるし、南京町に近くなったから、
一見客もどんどん増えるだろう。
大好きな店だからこそ、がんばって欲しい。
神戸の中華は安くて美味しいんだって、
伝える店であり続けて欲しい。
本当に初代の店が懐かしいなあ・・・。
華楽園
住所/神戸市中央区元町通3−3−5
電話/078−392−3276
営業時間/11:00〜22:00
店休日/毎火曜日
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