投稿日:2007-12-27 Thu

山陽電車の西代駅から少し南へ下がった路地に、
前から気になっていた洋食屋がある。
暖簾に「洋食 イナダ」と染め込んだ、小さな小さな店だ。
料理の値段も、内容も、外からだと全く分からない。
大阪の大国町あたりでよく見かける洋食屋みたいだ。
常連で成り立っている町の洋食屋なのだろう。
そう考えると、法外な料金はありえない。
勇気を出して店内に入ってみた。
長細い店内にはテーブル席とカウンター席。
メニューは壁に1枚貼っているだけで、
ビフカツ、トンカツ、エビフライ、魚フライがあって、
料金はどれでも940円となっている。
ライスも別に料金を提示しているから、どれも単品の料金らしい。
選択肢が4つしかないが、このメニューなら、
もちろんビフカツをチョイスだ。

定食で1000円以内のビフカツなら、
牛肉もきっちり火が通った形で出てくるが、
ここのは厚みがあり、血がわずかに滴っている。
もちろん柔らかくて、肉汁もじんわりと口に広がる。
1000円の壁を越えると、肉質が明らかに違ってくるようだ。
ドミグラスソースもよく煮込まれており、
味わい深く、いい仕事と感じられた。
清算しようとすると、ライスも頼んだのに940円のまま。
どうやら昼時は、単品にご飯と味噌汁が付くらしい。
この値段なら上等、上等。
隣の人は定食に、エビフライの単品ではなく、
「1匹付けといて」と注文していた。
客のわがままに応じる店は、悪いハズがない。
ちょっと贅沢したいときに、また来よう。
洋食イナダ
住所/神戸市長田区御屋敷通2−5−1
電話/078−643−4860
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