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Author:しゃれこーべver.3
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東亜食堂(神戸市中央区)
東亜食堂


JR元町駅から鮎川筋をちょっと上がれば、
「東亜食堂」という古びた中華料理屋がある。
現地仕様と書けば聞こえはいいが、
お世辞にもきれいとは言い難い。
それでも通い続けるのは、美味しい料理があって、
優しいおばあちゃん、いや失礼、
名物ママと、かわいい野良猫に会えるからだ。
ここに来る時間帯は、決まって夜の8時以降。
覗くと予想通り、ママがニャンコの相手をしていた。
閉店までは一般客もあらかた引け、のんびりした空気が漂っている。
玄関を開けると、ニャンコがこちらを見、
逃げる風でもなく、ゆっくり窓から店を出て行った。
野良とはいえ、飼い主宅を飛び出して、居ついた猫でもあり、
今はママに可愛がってもらっているから、
その表情は実に柔和で、端正だ。
入れてもらいたいときは、ママに知らせるため、
店から出ているアンテナ線を揺らし、
お客さんが来たら、すーっと立ち去る、
賢くて行儀のいいニャンコである。

東亜食堂のヤキソバ


最強の中華粥や、名物の牛バラ麺など、
美味しいメニュー盛りだくさんな店だが、
やっぱり最初は、ヤキソバ紀行からいこう。
「五目やきそば」(800円)をオーダーする。
調理場は階上にあって、ママがインターホンでオーダーを伝える。
さて、出来上がるまでは、
ママにいただいたミカンを頬張りながら、楽しいおしゃべりタイム。
最新の南京街情報で盛り上がっていたら、料理がエレベーターに乗ってやってきた。
あんかけヤキソバに、お約束の目玉焼き。
これが神戸の広東風スタイル。
独特のチャーシューも見た目にインパクトを与えている。
蒸し焼きされた細麺は、シコシコ感がしっかり残って食感バツグン。
見た目と違い、後口もさわやかなあっさりテイストだから、
ボリュームがあっても、あっという間に平らげられる。
しみじみ美味いと感じさせるヤキソバだ。

ちょうど季節はルミナリエ。
通行規制が行われているから、にぎわう店は決まってくる。
JRより北は、この期間、ずーっと人気もなくなる。
資金難から毎年中止が囁かれているが、
神戸市民の手をとっくに離れてしまった行事である。
市民に還元できないならば、もうそろそろ潮時ではないだろうか。
南京街での屋台食べ歩きは確かに楽しいが、
地元の人が愛して止まない、こんな店を訪れていただければ、
神戸をもっと好きになってもらえるに違いない。

東亜食堂
住所/神戸市中央区下山手通3−15−6
電話/078−331−0488
営業時間/10:30〜21:00
店休日/年中無休

テーマ:中華料理 - ジャンル:グルメ

焼き飯・中華系焼きそば・中華系ごはんもの | 08:39:23 | Trackback(0) | Comments(2)
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