投稿日:2007-11-28 Wed

京都をリピートする毎に不愉快さが目に付く。
ところが、他の人のブログやHPを見ると、
どれもこれも絶賛、また絶賛。
う〜ん、私の運が悪いだけなのか・・・。
なんて思っていたら、休日に時間ができた。
京都の真実を見つめるため、
シーズンど真ん中なのを承知で観光地に行ってみた。
行き先は今宮神社。
いや、神社東門前にある、あぶり餅の茶店だ。
あぶり餅とは、竹串に指した親指大の餅を炭火で炙り、
白味噌ベースの餡につけて食べる伝統的な和菓子のこと。
ガイドブック掲載率ほぼ100%の老舗が、
同じ商売で、どういうわけが向かい合って、営業している。
門に立って向かって右が創業1000年と言われる、
「一文字屋和輔」(通称:一和)。
左が創業400年と言われている「かざりや」。
前者は“元祖”、後者は“本家”を名乗っているようだ。
さすがに紅葉シーズンの休日。
両店の前には長い列ができていた。
さて、どちらに並ぶか・・・。
佇まいは、さすがに1000年の歴史。
「一和」の方が、趣きある建屋である。
列もこちらのほうが、少しばかり短い。
30人ほど並んだ最後尾についた。
そこから中を覗くと、左右2箇所に座敷があり、
入口そばと向かって右手は、オープンエアだ。
玄関脇の炭火で、餅が炙られている。
向かえの「かざりや」も全く同じスタイルだが、
向こうがフルタイムで、炭火稼動しているのに、
こちらは炙り役のおばちゃんが、出たり入ったり。
どうにも能率が上がらない。
行列の消化率はどうも「かざりや」の方がいいようだ。
かれこれ15分が経過した。
あと5名で店内に入れるといった所だ。
ところが、ココから動けなくなった。
どんどん予約と称して、観光タクシーの客が優先されていく。
本当に予約している客もあるあろうが、
タクシーの運転手の顔パスっぽいのもある。
結局、ここで並び始めてから40分までかかってしまった。
ようやくお呼びがかかって、案内される。
「お一人ですか?」と確認され、通された席は・・・、
いや席ではなく、座敷の上がり場だった(笑)
しかも、餅が出てきたのは、座ってから15分後。
同じ一人旅ということで、超末席に案内された、
愛知から来た可愛い栄養士さんと、
楽しい会話ができたから、よかったけれど、
これがなかったら、爆発していたかも知れない。
彼女はここへ来る前に、14時までの食事処で、
同じように行列に並び、あと3名というところで、
タイムオーバーとなって、食べ損ねたという。
ここも1時間弱お預けを食らっているから、
3時のあぶり餅が、昼ごはんになってしまった・・・。

15本500円のあぶり餅は、
白味噌ベースのタレに浸しながら食べる。
餅はきな粉をまぶしてから焼いているらしく、
風味がとてもよい。
さて、タレなのだが、甘すぎずさっぱりとの評を聞いていたから、
白味噌の甘みだけで食せるものとばかり思っていた。
とはいえ、菓子に分類されるのだから、
きっちり甘味が効いている。
狙いとしては、
焦げから生じる苦味とのバランスなのだろうけど・・・。
本物の餅らしい、歯ごたえのあるもっちり感は気に入った。
美味い、まずいではなく、好みで左右される一品だ。
風情と合わせ技で味わうものだろうから、
シーズンオフにいただいたら、
ガラリと評価が変わってくるに違いない。
このボリュームで500円は結構なお値段。
15本と書けば、量的に十分に思われるだろうが、
1個が親指大だから、全部丸めても、
餅1個にも満たないわけで、愛知の栄養士さんが気の毒だった。
で、話を元に戻す・・・食い物が本題なのに変だな。
彼女のような一人旅にとって、
すべてが馴染み客や団体客が優先される京都ほど難儀なところはない。
どれぐらい並ばなければならないのか、
それが分からなければ、予約を優先するぐらい、
どこかに明記してあげてほしい。
この時期、寺社の拝観は4時までが相場。
無目的にやってくる私のような客はいいけれど、
わずかな持ち時間しかない観光客にとって、
時間のロスは手痛いものだ。
1000年も経営していたら分かりそうなものだけど。
きっと行列して時間を過ごすのも、
京都の旅の醍醐味どすえ〜って言うんだろうな・・・。
一文字屋和輔(一和)
住所/京都市北区紫野今宮町69
電話/075−492−6852
営業時間/10:00〜18:00(10〜2月は〜17:00)
店休日/毎水曜日(1、15日、祝日の場合は翌日休)
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