投稿日:2007-11-08 Thu

県内に発信していた、うどん本「恐るべきさぬきうどん」が、
全国的なブームの発火点となり、複雑怪奇な注文システムも、
かなり理解されるようになってきた。
というか難しくはない。
前の人に習え・・・それだけのことだ。
ところが幸か不幸か、茹で立て朝一番乗りをゲットした場合は、
習う人がいないから、経験を検索してその店のシステムを読み解くか、
素直に店の人に聞くことになる。
初めて訪れた「中浦製麺所」。
つまらんプライドが知ったかぶりの行動を呼ぶ。
大きさの違う丼が並んでいたのを見て、丼で玉数が決まるシステムと察し、
1・5玉用小丼を持ち、食事コーナーと製麺所の境でぼーっと立っていた。
ところが一向に店の人はそ知らぬ顔。
しびれを切らし「あの〜」と声を掛けると、
「そこに丼を置いて」と蒸篭の束の空きスペースを指す。
う〜む、客は私だけなんだから、早く言ってほしいぞ(笑)
「冷たいの」と告げると、出来たら呼ぶからと言われ、席へ座って待つ。
そのうち、すぐそばのタクシー会社から、乗務員の人たちが、
どーっと入ってきて、賑やかに。
みな常連さんで、注文を何かに記入している。
どうやら申告の台帳らしい。
おおっ、掛け売りしているではないか。
毎日、食べているのだろうなあ。
で、みなさんには次々、うどんが行き渡るが、
私は一向にお呼びが掛からない。
忘れられてないかと、製麺スペースに近づくと、
女性の人が「冷たいのは、まだだから」と制された。
う〜ん、なんだか優しさが感じられない。
もしかして余所者は居心地悪い店!?

ようやく出来上がりの声を聞いてもらいに行く。
実はこの店、今はなき宇高連絡船の立ち食いに、
玉を卸していた製麺所。
乗れば条件反射で食べていたうどんは、
旅情という借景もあっただろうが、たいそう美味しかった。
何年ぶりかの再会である。
240円と引き換えに渡された丼には、プリっとした麺が。
冷たいダシをタンクから注ぎ、薬味をのせていく。
ここで大きな失敗をした。
鰹節・・・これは冷たいダシだとゴワゴワするだけ。
しかも雑味が広がって、せっかくの元の味が分からない。
なるほど、それで常連さんは温かいうどんが多かったのか・・・。
というわけで、讃岐うどんの一番乗りは、
リスクがとっても高いのだ(笑)。
リベンジは宿題かな・・・。
正直、あんまり気乗りしないけど。
中浦製麺所
住所/香川県高松市錦町2−6−18
電話/087−851−2573
営業時間/10:00〜16:00
店休日/毎日曜日
投稿日:2007-11-08 Thu

奈良は京都とともに、日帰りでよく足を運んでいる。
京都より空が広く、緑も多いので、お気に入りなのだが、
奈良らしくて美味しいものと言うのがあまりない。
結局、地元の人が利用する大衆的な店で、
腹ごしらえするパターンがほとんどだ。
雰囲気があって、美味しいものが食べられる店はないだろうか。
そう思って検索していたら、
「奈良町豆腐庵こんどう」という店がヒットした。
古民家を改造した、奈良の有名豆腐店のアンテナショップだ。
安心して食べられそうなので、予約を入れてから訪ねてみた。
古い町並みが残る奈良町の中ほど、
昔の佇まいそのままの「こんどう」があった。
扉を開けると、親会社の近藤豆腐の売店兼レジになっていて、
来意を告げると、すぐに席を設けてくれる。
小上がりにある公衆電話もアンティーク調になっており、雰囲気は上々。
ひとつテーブルを挟むが、席からは中庭も見られる。
予約していたのはランチのメインメニューとなる、
「雪 豆腐堪能コース」(2000円)だ。

まず出てきたのが、切子のグラスに入った豆乳、
お猪口に入った煮豆、そして生湯葉とおぼろ豆腐。
想像以上に大豆の旨みを残したメニューに感激だ。
おぼろは、藻塩や柚子胡椒、ダシ醤油などで、いろんな味を楽しんだ。
そうしているうちに、紙鍋にある湯豆腐がグツグツ音を立てくる。
湯ではなく、豆乳で煮るのだから、正確には湯豆腐にあらず。
真っ白な豆乳鍋もまた、自然の旨みが凝縮されており、
またまた藻塩や柚子胡椒、ダシ醤油で、味に変化をつけながら食べてみた。
生麩田楽、飛竜頭、揚げ物・・・どれも絶品だ。
さらにお替り自由の黒米ごはんや、お吸い物、デザートと続く。
驚いたことにデザートも凝りまくり。
透明のゼリーに豆乳がゆらゆらと雪のような紋様を作っている。
枝豆で作られた餡との相性もピッタリ。
美味しいだけではなく、お腹いっぱいの1時間余コースだった。
豆腐コースで満腹になるなんて、初めてかもしれない。
コストパフォーマンスにビックリ仰天だ。
わざわざ出向く価値ありの店と思う。

コースは写真のアップが大変。
面倒なので割愛しました。
残りの料理は実際に現地にて、お確かめ下さい(笑)
奈良町豆腐庵こんどう
住所/奈良県奈良市西新屋44
電話/0742−26−4694
営業時間/11:00〜14:30、17:30〜20:00
店休日/毎月曜日(祝翌日休)
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