投稿日:2007-11-04 Sun

新長田は母方の親戚が、商いをしており、
幼い日から何度も通っているため、
いつ行っても郷愁に包まれる。
震災後、再開発が進み、町はすっかり変貌した。
全壊した親戚の店も、
今は新しいビルのテナントとして営業を再開している。
副都心にふさわしい高層ビルの街にはなったものの、
ビルの角を曲がって、路地に入り込めば、
震災前の懐かしい風景がまだまだ残っている。
二葉町の丸五市場も、そんな原風景を残す、
貴重な場所のひとつだろう。
震災前は多くの人で賑わっていた、
活気あふれる庶民的な市場だったが、
震災を境に閉店が相次ぎ、
いつしかシャッターが目立つ寂しい通りに。
おじさん一人で昔ながらのパンを焼いていた、
「コアラ」という贔屓の店がなくなり、
私の足も遠のいてしまった。
そんな丸五市場に復活の兆しが見られだした。
市場の空きスペースを利用した、
飲食店のオープンが続いているという。
市場の中ほどにある「いりちゃん」は、
焼きそばの専門店。
市場の店らしく、テーブル1卓の座席4つ。
イートインもOKという感じの店舗形態だ。
メニューは「やきそば」の大と中、
そしてミックスジュースだけ。
量がわからないので「中」(350円)をオーダーする。
鉄板から聞こえてくる香ばしいサウンド。
やがて目の前に、焼きそばが運ばれた。
かなりのボリュームだ。
大盛りを注文していたら、大変だったろう。

一口食べてみると、味がない。
好みでソースと七味をかけるらしい。
ソースだけ、七味だけ、ミックスと、いろいろ味を変えて食べてみる。
麺もキャベツもシャキシャキだ。
この食感を焼きそばで味わったのは記憶にない。
思わず唸ってしまう美味しさ!
完成時に味はないのに、この完成度の高さって何!?
ベストの状態の焼きそばを、好みの味で食べられるわけだから、
ある意味、最強の一品と言えるだろう。
もうすっかりハマってしまった・・・。
いりちゃん
住所/神戸市長田区二葉町3
電話/078−641−2341
営業時間/10:00〜17:00
店休日/毎火曜日
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