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Author:しゃれこーべver.3
脈絡もテーマもなく、食べ物を紹介しています。

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鳥居茶屋(京都市左京区)
鳥居茶屋


貴船に行った。
この季節、貴船と言えば川床だ。
一人7千円〜1万5千円見当で、
納涼を楽しみながら、美味しい会席をいただく。
料理を見れば、金額の1/3は場所代だろう。
誰かが連れて行ってくれるなら、喜んではせ参じる。
私にとっては、そういう類の料理である。

とは言っても腹は減る。
もう夕刻4時近く。
貴船神社近くに「鳥居茶屋」なる店を見つけた。
弁当、会席メニューに混ざって、
手ごろな「貴船そば」(840円)がある。
こんな時間だから、どの席でもよさそうなのに、
同時に入店してきたカップルと一緒に、
しっかり相席できる奥のテーブルに追いやられた。

貴船そば


出てきた蕎麦は乾麺を使っているっぽいが、
ツユはさすがに上品に仕上げている。
薄味にもかかわらず、
たっぷりのとろろにも馴染んで負けない。
またシイタケを使った小鉢も用意するなど。
この立地とこの値段なら、
十分すぎるほどのパフォーマンスだろう。
これなら名物の「鮎茶漬け」も食べてみたい。

ご機嫌なのはココまでだった。
店員がやってきて
「開いてるものをお下げします」と言いながら、
ごそっと食器を引いていったのだ。
私はまだ箸を持って、動かしているにも関わらず・・・。
もちろん相方は、まだ半分ぐらい蕎麦が残っている。
隣のカップルも、小さな声で、
「引くの早すぎないか・・・」と囁き合っている。
京のぶぶ漬けではないが、とっとと帰れの意志表示なのだ。

もちろん若い店員の判断ではなかろう。
ずーっとこの店が教育してきた、京の作法なのだ。
この茶屋の歴史がどれだけあるかは知らないが。
我々、観光客は京都に対して甘やかし過ぎではないだろうか。
こんなこと、他の街では許されない接客もいいところ。
ところが往々にして「京都だから」で、
気にも留めずそのまんまになってしまう・・・。
京都は国内はもとより、
世界中から観光客が集う国際都市だ。
なのに町を歩けば不快なことに出会うことが、
他の町よりずっと多い。
そのほとんどは、“人”を通じてが起因である。
安い茶を指定すれば「こんなお茶は誰も飲まへんよ」と詰り、
高い漬物に興味を持てば、
「味が分からへんのやったら、買おても無駄」と馬鹿にする。
あんたら、いったい何様なんや?
甘えさせたらダメだと思う。
叱ろう京都を。
美しい日本の正しきモデルとなるように。
鍛えよう京都を。

鳥居茶屋
住所/京都市左京区鞍馬貴船町貴船神社参道横
電話/075−741−2231
営業時間/11:30〜18:00
店休日/祝日および6〜8、11月を除く第1・3火曜日

テーマ:うどん・そば - ジャンル:グルメ

うどん・そば | 08:17:26 | Trackback(1) | Comments(2)
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