投稿日:2007-08-30 Thu

浜育ちの私は釣りが日課みたいなものだった。
卸市場のバイト先でもらったブロークンの冷凍海老。
これをエサにして勝手知ったる、
ガシラ(カサゴ)やアブラメ(アイナメ)の穴から、
毎夕、釣り上げていた。
型が良ければ、煮付けかフライ、
小さければ味噌汁の具となる。
新鮮な瀬戸の小魚は、高級魚に劣らぬ美味さだった。
海のそばから生活の場が離れると、
次第に魚を食わなくなった。
買ってきた魚は評判の魚屋のものですら、別物だったからだ。
それでも目的地が海であるならば、
旅先では旬の魚を食べるようにしている。
ロケーションが魚を美味しくしていると信じて・・・。
そんな旅先でいいなと思った店が、
広島は鞆の浦にある小さな食堂「おてび」だった。
扱っている料理は、いわゆる小魚料理。
高級魚ではなく、地元で取れる大衆魚を使った料理だ。
手づくりの惣菜が並ぶカウンターに座る。
せっかく平日に来たのだからと、
限定の「日替定食」(650円)に決めた。
この店は隠れ名物に美味しい中華そばがあって、
あわよくば、ソレもいただこうと思ったのだ。
ところが650円なのに品数豊富。
一人旅のネックは得てして、こういうところに表れる。

メインの煮付けに箸を着ける。
ほっこほこだ。
新鮮な魚に見られる身離れの良さ。
小骨が多いからこそ、新鮮という条件が不可欠なのだ。
自分の記憶にない魚だったので、
聞いてみると“コチ”と言う。
さすが、今が旬の魚じゃないか。
私が釣りをしていた浜では、釣れるのはコチはコチでも、
テンコチと言って、ヌメヌメで身もほとんどない外道。
天ぷらにしたら美味しいとか聞くが、
近所で食べたという話を終ぞ聞くことがなかった。
そんな思い出を楽しみながらの楽しい昼食。
こんな店が近所にあったらなあとしみじみ思う。
おてび
住所/広島県福山市鞆町鞆838
電話/084−982−0808
営業時間/11:00〜22:00
店休日/毎月曜日、第3日曜日
投稿日:2007-08-29 Wed

うどんツアーにとっての大きな壁。
そのひとつが坂出の「日の出製麺所」だろう。
なんといっても営業時間が昼の60分のみ。
麺をつくることを生業とする製麺所にとって、
品質を落とさずお客さんに食べてもらうための、
精一杯の時間がこれなんだそうだ。
というわけで、何度も坂出に来ていながら、
今の今まで縁がなかった。
こういう店は、自分から意志を持って行かなければ、
いつまで経っても縁はなかろう。
そう思い、営業時間を目指してJRを乗り継ぎ四国へ渡る。
駅から歩いて7〜8分ぐらいだろうか。
オープン15分前に店に着くと・・・すげー行列。
見渡せば駐車場にも側道にも、県外ナンバーの車ばかり。
折からのブーム余波で多分1・5倍以上増しって感じなんだろう。
あの伝説の“山越”だって10分以上は並んだことがないのに。

意志強固。
行列嫌いでもここで引けない。
少なくとも15分は並ぶわけだから、
忍耐のない私の行列最長記録がこの時点で樹立された。
やがて噂の美人な奥さんが注文を取りに来る。
「冷たいの。小(1玉)」と告げる。
たった100円、しかもわざわざ並ぶのだから、
いっぱい食えよとも思うが、うどん行脚に無理は禁物。
1店1玉、これ定説。
無理して食べる状態を作ったら、他の店に失礼だから。
トータル30分の更新記録でようやく店内に案内された。
さすがに時間限定の打ちたてうどん。
黒い皿だから、ひときわ麺の白さが輝く。
テーブルには醤油とぶっかけ出汁。
ネギはラップで束にして巻かれている。
ハサミがあって、こいつで切るシステムだ。
綾南町の「赤坂」のおばちゃん発案のネギ切りが、
ラップで束ねるという進化を見せた(笑)。
悩んだ末に、生姜を加え、ぶっかけ出汁をかける。
・・・しまった。
出汁に雑味が感じられる苦手なタイプ。
滑らかな麺にどうもしっくり来ない。
ここは醤油が正解だったか〜。
ブームが落ち着いたら、またやって来よう。
日の出製麺所
住所/坂出市富士見町1−8−5
電話/0877−46−3882
営業時間/11:30〜12・30
店休日/不定
投稿日:2007-08-28 Tue

神戸で美味しい中華料理を食べるなら、
元町駅から北へ向かうこと。
地元ではこれが常識となっている。
華僑会館周辺。
当然、舌の肥えた華僑が集うのだから、
美味しい中華料理が集中するのだ。
「友屋」もそんな一角にある庶民的な店。
この辺りは再開発が進んでおり、
昔ながらの佇まいで食べられる時間も、
日を追って少なくなっている。
名物はじっくり味を馴染ませた牛バラ料理。
ヤキソバ紀行に行っても良かったが、
汁気が欲しかったので、今回は焼き飯が付いた、
「牛バラメンセット」(750円)に決める。
最近こそ人気のラーメン専門店が増えたが、
元々、神戸は中華料理屋の汁そばが美味く、
ラーメンと言えば、中華で食べるものだった。
この店は、その頃から変わらぬ、汁そばを出す。
自慢の牛バラをのせた牛バラメンは人気ナンバー1。

トリガラベースのスープは見た目通りアッサリ。
これが煮込まれた牛バラのエキスと混じりあい、
食べるほどにコクが増していく。
細ストレート卵麺にもどんどん馴染んでいく。
バランス良く、好みのスープになったら、
牛バラを口へ放り込む。
とろけるような食感を楽しもう。
幸せの極みここに至る♪
もちろんパラリと仕上がった焼き飯も、
人気メニューらしく、素晴らしいデキだ。
何でも安いので、
安心してお客さんを連れて行ける貴重な店のひとつ。
移転したら値上げするのか、それが気がかりだが・・・。

友屋
住所/神戸市中央区下山手通3−14−8
電話/087−331−4439
営業時間/11:30〜14:30、18:00〜20:30
店休日/毎日曜日
投稿日:2007-08-27 Mon

須磨区を代表する商店街、板宿。
庶民的な町には、いろんな分野の飲食店が軒を連ね、
グルメ探訪に事欠かない。
餃子屋も多く、チェーン店の王将、眠眠をはじめ専門店が2店。
中華料理屋やラーメン屋の餃子を入れると、どれだけあるやら。
専門店のひとつ「餃子弁慶」へ行ってみた。
餃子と言えばビールなのだが、
私はどういうわけか、焼肉と餃子はご飯がないと落ち着かない。
ワンセットでひとつの料理とさえ思っている(笑)。
餃子は酒飲みのつまみというイメージが強く、
なかなかご飯と一緒に食べられる店がなくて寂しい限り。
ところが、ココはウレシイことに、
夜もご飯と一緒に食べられるのだ。
もちろん「餃子定食」(630円)をいただく。

パリっと焼きあがった餃子は見るからに美味しそう。
これを神戸では主流のみそダレにつけていただく。
う〜ん、甘い・・・。
この白味噌、多分、京都かどこかの高級な味噌だと思う。
だからベースとしての味が濃厚すぎるのでは。
味噌をつけず、餃子だけかじってみた。
餃子自体も甘い。
タマネギは入ってないようだから、白菜かキャベツの甘さ?
いやミンチもいい肉のようなので、
こちらの甘味が際立っているのかも知れない。
あっ、この皮、うどんの甘味と一緒かも。
小麦粉もいいもの使ってるぞ、きっと(笑)
残念・・・。
こう甘いとご飯に合いません。
ビールには最高の餃子だと思います。
また出直しますね。
餃子弁慶
住所/神戸市須磨区飛松町3−4−10
電話/078−731−6020
営業時間/11:00〜21:00
店休日/毎水曜日
投稿日:2007-08-26 Sun

○を書いて伴の字を入れて「まる伴」。
和歌山あたりで見られる屋号の付け方だが、
岡山の製麺所マルバンのラーメンチェーン店だそうだ。
たまたま通りがかった「まる伴 長船店」に入ってみた。
ラーメン屋だが、一品料理も多く、
その辺の中華料理屋と変わらないぐらいの品数。
もちろん注文したのは中華そば(525円)。

出てきたラーメンは、黄色がかったトンコツ醤油。
見た目通りコッテリ系の岡山ラーメンだ。
とはいえクドくない。
トンコツのほうが勝っているかと思えば、
醤油の風味がきっちり活かされている。
なかなかワザの効いたラーメンに思えた。
自家製麺は自慢のひとつみたいだが、
特に印象はなし。
まる伴 長船店
住所/岡山県瀬戸市長船町長船1080−2
電話/0869−66−7727
営業時間/あると思ったHPがなくて不明
店休日/意外とHPないチェーン店は多いなあ
投稿日:2007-08-25 Sat

日本映画のテーマパーク、東映太秦映画村。
村内に漂う甘い匂いに釣られ、屋台の前にやって来た。
覗いてみると、たい焼きか大判焼きのようだ。
だが、ちょっと形が違う。
鋳型もたい焼きのように、
1度でたくさん焼けるタイプではない。
おばちゃんが重たそうな鋳型を、
一つずつ引っくり返して、焼き上げている。
何か見たことのある形だと思えば、
水戸黄門に出てくる印籠のようだ。
その名もずばり、印籠焼き。
昔ながらの焼き方なのだそうだ。

一連の動きがドラマチックで、
しばらく見入っていたら、
なんだか小腹が空いてきた。
せっかくなので「粒餡」と「カスタード」の両方をいただこう。
どちらも1個100円と手頃な値段がウレシイ。
お味のほうは取り立てて珍しいものではない。
でもアツアツが食べられるから、寒くなれば美味しいだろうな。
いんろう焼き
住所/京都市右京区太秦東蜂ヶ岡町10 東映太秦映画村内
電話/075−864−7716
営業時間/9:00〜17:00(冬季9:30〜16:00)
店休日/12月25日〜31日および平日
投稿日:2007-08-25 Sat

「宮武」に行った。
といっても伝説の“宮武”ではない。
コトデン仏生山駅近くにある「宮武」だ。
ココは何度か車で前を通りながらも、
駐車場が確保できず、立ち寄れないでいた。
何よりも店の佇まいがいい。
サッシを開け、古びたカウンターで、
「そのままの小」(140円)と告げ、麺をもらう。
ネギと生姜、天かすを放り込んで、
タンクで熱い出汁を入れたら、かけうどんの出来上がり。
麺はコシが失われないように、湯掻かないでもらっているから、
必然的に温いうどんになる。
冷たい出汁は置いてないようだ。
暑い時期だから、それも気にならない。

極太、剛麺の“宮武”と比べて、
こちらの「宮武」は全く対照的。
細めのうどんは柔らかめで、
それでいてモチっとした優しさにあふれる。
個性派ではないけれど、安心感があるうどんだ。
出汁もすっきり系で麺ともピッタリだ。
そんなことを思っていたら、
傍で食べていた爺様が一言。
「ここは柔らかいのがええ」。
コシ王国讃岐では、年輩の方々は苦労しているのだ。
なるほど、こういったニーズもあるのかと、
目からウロコのうどん店だった。
宮武
住所/香川県高松市仏生山町甲839
電話/087−889−1361
営業時間/10:30〜14:30(麺終了まで)
店休日/毎日曜日
投稿日:2007-08-24 Fri

オリジナル性の高い店まで岡山ラーメンを名乗り、
乱立状態の今日、もはやその定義すらあやふやになった。
「富士屋」と「浅月」の老舗2店に、
岡山ラーメンの源流を求めるしかない感じがする。
この2店舗は向かい合って営業しているが、
こってりとあっさりで、個性が分かれているので、
何とはなく、客の棲み分けができているようだ。
何度も食べているので、どちらでも良かったが、
「浅月」は営業時間が終わっており、
必然的にあっさり系の「富士屋」入店となり、
「中華そば」(600円)をオーダーする。

トンコツベースの醤油味。
これが岡山ラーメンのベースである。
元祖と言われる「富士屋」のスープは、
すっきりした中に、醤油の持つ甘味と風味を漂わせる。
なみなみと注がれたところが、自信の表れだ。
麺はビシっとした細ストレート麺。
シンプル・イズ・ベスト。
一口目のインパクトで、舌を麻痺させるような、
コッテリ系ラーメンが主流になっている中、
普通の美味しさが、この一杯に凝縮されている。
スープを最後まで飲み干した。
後味もすっきり。
透明度が示す丁寧な仕事の成果である。
富士屋
住所/岡山市奉還町2−3−8
電話/086−253−9759
営業時間/11:00〜19:30
店休日/祝を除く毎水曜日
投稿日:2007-08-23 Thu

ファミレスは嫌いだ。
誰がなんと言おうが美味しくない。
バーミアン、ビッグボーイ、サイゼリア・・・。
安かろう不味かろうで我慢できるのは学生までだ。
なのに入ってしまった。
「スカイラークガーデンズ」とあったから、
あのスカイラークのイタメシ屋らしい。
新興住宅地の個性なき飲食街で、
何でもいいやと面倒くさくなり、
スパゲティ399円の値段に惹かれたのだ。
まあ不味くたって、ここまで安けりゃ腹も立つまい。
で正式名称「新鮮なトマトのスペシャルスパゲティ」をオーダー。
値段からして、きっと量が少ないだろうと、
大盛りができるかと聞けば、ラージならできるとの返事。
それでいいやと、メニューも確かめず答えてしまった。

数分後、出てきたのは大皿に盛られたスパゲティ。
ひとりなのに何でトングが出るかなあ・・・。
メニューを確認すると、
“ラージサイズは2〜3人で取り分けても云々”とある。
まいったなあ・・・大盛りはないっちゅうてくれんかね。
幸い不味くはありません。
シンプルだから無難にまとまっています。
しかも粉チーズとタバスコを目いっぱい振れば、むしろ好みの味に(笑)
トマトもしっかり入って、これで714円は安い!
ただし2人で食べたら、の話だけど。
そういえば、この手のイタメシ屋って、
大皿=ラージという呼び方をしていたっけ。
なれないスタイルの飯屋は気をつけなければ・・・。
グラッチェ ガーデンズ
住所/神戸市須磨区中落合2−2
電話/078−797−6211
営業時間/10:00〜24:00
店休日/年中無休
投稿日:2007-08-23 Thu

坂出の名店といえば彦江。
市街地東部、静かな住宅地に埋もれた製麺所だ。
曲がりくねった路地を進む。
本当に埋もれているから、見つけ出すにもひと苦労。
看板もないが、製麺所を訪ね歩いている人ならすぐ分かる。
それほどオーソドックスな製麺所なのだ(笑)。
名著「恐るべきさぬきうどん」がS級に認定した店。
敬意を払ってうどん大(二玉220円)にしよう。
おばちゃんに麺の入った丼をもらう。
代金は後払い。
天ぷら類を載せたら、自己申告して清算する。
さて、出汁が入っている蛇口付きタンクを見つけるが、
これは温かい出汁のようだ。
おばちゃんが、冷たいぶっかけにするならと、
冷たい出汁の入った大きな器から、
柄杓で汲みだし丼へ入れてくれた。
製麺部で無事、うどんがセットされたら、
隣にあるカウンターだけの食事コーナーへ移動。
あとは、生姜を要るだけ自由に擦って、
ネギと一緒に放り込めば完成だ。

テカった太麺は期待通りのずっしりした食感。
そこから噛みしめば、じわりと甘味が。
続いて粘りが出てきて、讃岐独特のイリコ出汁と、
アップダウンとリズムを変えながら、
瞬く間に美しい調和を完成させる。
イリコの主張が過ぎる出汁は、あまり好きではないが、
この麺にして、この出汁ありといった感じか。
うどん映画も公開され、
ますますブームに拍車がかかっているにも関わらず、
朝の10時に客は私だけ。
静かな環境で最高の朝飯となった。
彦江製麺所
住所/香川県坂出市横津町3−6−27
電話/0877−46−3562
営業時間/8:40〜14:00(売り切れ次第終了)
店休日/毎日曜日
投稿日:2007-08-22 Wed

貴船に行った。
この季節、貴船と言えば川床だ。
一人7千円〜1万5千円見当で、
納涼を楽しみながら、美味しい会席をいただく。
料理を見れば、金額の1/3は場所代だろう。
誰かが連れて行ってくれるなら、喜んではせ参じる。
私にとっては、そういう類の料理である。
とは言っても腹は減る。
もう夕刻4時近く。
貴船神社近くに「鳥居茶屋」なる店を見つけた。
弁当、会席メニューに混ざって、
手ごろな「貴船そば」(840円)がある。
こんな時間だから、どの席でもよさそうなのに、
同時に入店してきたカップルと一緒に、
しっかり相席できる奥のテーブルに追いやられた。

出てきた蕎麦は乾麺を使っているっぽいが、
ツユはさすがに上品に仕上げている。
薄味にもかかわらず、
たっぷりのとろろにも馴染んで負けない。
またシイタケを使った小鉢も用意するなど。
この立地とこの値段なら、
十分すぎるほどのパフォーマンスだろう。
これなら名物の「鮎茶漬け」も食べてみたい。
ご機嫌なのはココまでだった。
店員がやってきて
「開いてるものをお下げします」と言いながら、
ごそっと食器を引いていったのだ。
私はまだ箸を持って、動かしているにも関わらず・・・。
もちろん相方は、まだ半分ぐらい蕎麦が残っている。
隣のカップルも、小さな声で、
「引くの早すぎないか・・・」と囁き合っている。
京のぶぶ漬けではないが、とっとと帰れの意志表示なのだ。
もちろん若い店員の判断ではなかろう。
ずーっとこの店が教育してきた、京の作法なのだ。
この茶屋の歴史がどれだけあるかは知らないが。
我々、観光客は京都に対して甘やかし過ぎではないだろうか。
こんなこと、他の街では許されない接客もいいところ。
ところが往々にして「京都だから」で、
気にも留めずそのまんまになってしまう・・・。
京都は国内はもとより、
世界中から観光客が集う国際都市だ。
なのに町を歩けば不快なことに出会うことが、
他の町よりずっと多い。
そのほとんどは、“人”を通じてが起因である。
安い茶を指定すれば「こんなお茶は誰も飲まへんよ」と詰り、
高い漬物に興味を持てば、
「味が分からへんのやったら、買おても無駄」と馬鹿にする。
あんたら、いったい何様なんや?
甘えさせたらダメだと思う。
叱ろう京都を。
美しい日本の正しきモデルとなるように。
鍛えよう京都を。
鳥居茶屋
住所/京都市左京区鞍馬貴船町貴船神社参道横
電話/075−741−2231
営業時間/11:30〜18:00
店休日/祝日および6〜8、11月を除く第1・3火曜日
投稿日:2007-08-21 Tue

カレー好きな私が三宮で食べるとすれば、
センタープラザ地下にある「サヴォイ」という店だ。
別に激辛でもなく、大きな特徴があるわけでもない。
ターメリックライスに、丁寧に煮込まれたルー。
スパイシーだけど、日本風のカレーの良さも盛り込まれている。
シンプルだから、素材の味がダイレクトに伝わり、
じんわり美味しく感じる。
1度では普通のカレーにしか思えないかも知れない。
2度、3度通ううちにハマっていくカレーなのだ。
昼時には行列がズラリ・・・。
そんな「サヴォイ」にすぐそばに、
「いっとっ亭」なるカレー屋がオープンした。
こりゃ相当に自信があるのだろうと、
店に入ってカウンターに座り、店員を見れば「ん!?」。
なんと「サヴォイ」のカウンターにいた、
おばちゃんとにーちゃんのコンビがそのままいるではないか!
メニューも「サヴォイ」と同じく「ビーフカレー」だけ。
ご飯の量が多め、普通、少なめと選べ、いずれも650円だ。
ミニサラダが付いており、無料のピクルス各種がカウンターに並ぶ。
どれもこれも「サヴォイ」と全く同じなのである。

出てきたカレーもそのまんま「サヴォイ」。
じっくり煮込まれ、筋状にほぐれた牛肉がビッシリ。
程よい辛味が心地よい。
このタイプのカレーは、辛くなりすぎてもダメ。
その控えめなバランス感覚が秀逸なのだ。
さて、ココは完璧に「サヴォイ」の支店なのかと思ったら、
どうやらそうではなく、独立して開業したようだ。
でも暖簾分けという雰囲気でもない。
なにやら複雑な事情があるのかも・・・。
まあ、いずれにせよ、行列が苦手な私にはウレシイ選択肢。
同じくカウンターだけの店でも、
「サヴォイ」の狭苦しさから比較すれば、
コチラの方が断然、広々として食べられる。
味の違いは、連続して食べないと違いが分からないぐらいかな。
実は私、この両店に置かれているピクルスの大ファン。
カレーというよりコレが目当てだったりする(笑)
特にニンジンが大好き。
そのまま食べてよし、カレーに混ぜてよし・・・。
そんなこんなで、いつも一人、
ビンの1/3ぐらいを食べてしまう。
あつかましくってゴメンなさい・・・。
いっとっ亭
住所/神戸市中央区三宮町1−8−1さんプラザB1F
電話/078−393−2131
店休日/無休
営業時間/11:00〜19:00
投稿日:2007-08-20 Mon

滋賀の湖西を走っていたら「博多うどん小麦屋本店」の文字が目に付いた。
ご当地物には目がない私が、これは試さないわけにはいかない。
ちょうど昼飯時だったので「天丼セット」をチョイス、値段は忘れてしまった。
まあ定食のデキはどうでもいい。
注目しなくっちゃいけないのは「博多うどん」だ。
こりゃビックリしましたよ。
ふんわり、もちもちが特徴だってあったけど、
丸っきり、伊勢うどんをダシに放り込んだうどんじゃないですか!
茹で時間がなんと1時間。
伊勢は確か1・5時間だったように思うが、これもなかなかのモンです。
柔らかいというか、とろけるような食感(笑)。
コシと粘りの讃岐とは、全く対極にあるうどんです。

でも私、昔に永六輔のCM、龍角散で有名だった
「かろのうろん」へ行ったことがあります。
あそこも博多うどんだったと思いますが、
こんなにインパクトが強いようなうどんではありませんでした。
こりゃもう、博多に強い方々にコメントを求めるしかありませんなあ(笑)
博多うどん小麦屋小野本店
住所/滋賀県大津市小野175−1
電話/077−594−3307
店休日/毎火曜日
営業時間/平日11:00〜15:00
土・日・祝11:00〜21:00
投稿日:2007-08-19 Sun

福山駅の南、メイン道路から一本西に入った路地は、
そのまんま昭和の風景が残された懐かしい食堂街。
そこに前から気になっていたラーメン屋が2軒並んでいる。
せっかくだから、一度立ち寄ってみようと思うものの、
さて、どっちが美味しいのだろう。
向かって左の店には、数人の客が見える。
もう一方は、夫婦でやっているらしいが、
お客さんはおらず、奥さんがTVを見ていた。
佇まいはこちらの方がボロい。
ギャンブラー体質・・・右の「虎龍」に入ってしまった。
佇まいだけに惹かれたのではない。
自家製の卵麺という文字にも惹かれたのだ。

壁に貼られた手書きの品書きを見ると、
野菜ラーメン、若鳥チャーシュー麺350円。
思いっきり安いじゃないか。
初めての店だから「醤油ラーメン」(420円)に決める。
福山は尾道のすぐ隣。
尾道ラーメンに似ているのだろうと想像する。
出てきたラーメンは、醤油スープに背脂を少々浮かべている。、
想像通り見た目は尾道ラーメンそっくりだ。
玉子焼きの具も久しぶりに出会った。
確か東京の銀座で食べた中華そばに入っていたっけ。
スープを口に含む。
トンコツと醤油、それに煮干だろうか。
意外に個性的な味がする。
歯ごたえがしっかりした、黄色い卵麺を食べて分かった。
パサっとした麺に負けないスープなのだ。
一体感というよりは、スープと麺の個性を楽しむ。
そんな感じのラーメンに思える。
これは結構、マニアックかも。
評価は二分されるだろうな。
でも、はっきり言って好きなラーメンだ。
下町ラーメンを楽しむ舞台装置もバッチリ。
福山・・・侮れない町である。
虎龍
住所/福山市東桜町1−1 繊維ビル1F東通路
電話/084−923−2032
営業時間/11:00〜19:00
店休日/毎土曜日
投稿日:2007-08-18 Sat

神戸市西部に住む人間にとって、肉の聖地といえば「たにざき」。
ピーク時には1〜2時間待ちがザラ。
待機表に名前だけじゃなく、車のナンバーを書く欄があり、
順番が来たら、駐車場の車まで呼びに来てくれるシステム。
忙しいときは予約なんて受けてくれないから、予約がないのと一緒である。
肉の問屋がやっているだけに、上質で安いのがウリだ。

サシが細かく入った特上カルビや、とろけるような特上ロース・・・。
何でも美味いが、コッテリ系は卒業しました(笑)。
ハラミ(800円)や塩タン(950円)、
ネギタン(1000円)、ホルモンミックス(580円)をメインにいただく。
タレも醤油ベースで甘ったるくなく好み。
上カルビ、上ロース、上ハラミは塩焼きもあって、
これこそ肉に自信がある店の証拠。
焼肉屋仕様とはいえ、冷麺もそこそこイケて、
鶴橋まで行かなくって済むのはありがたい限り。

ただ安くて美味いのはいいけど、
問題は100%車でないと行けないってこと。
ドライバーはビール飲めません!
私は焼肉ご飯派なので、別にいいですが・・・。
も一個残念なのは炭火じゃなくガスである点。
お持ち帰りにして、家で炭火焼にすれば,
待たなくても済むし、いいだろうなあと思いつつ、
面倒なので未だに実践したことがない。
敬愛して止まないヴィッセル神戸の朴康造も確か大好きな店。
彼はちっこいから、探しても見つからないが(笑)。
肉と魚は安定供給が難しい食材。
いい時、悪い時の振れ幅が小さな店だけど、
これ見て行って、ハズレたと思っても責めないでネ♪
たにざき
住所/神戸市西区平野町印路430
電話/078−961−4129
営業時間/11:00〜14:00 17:00〜21:30
店休日/毎木曜日
投稿日:2007-08-17 Fri

神戸駅近くに滅法うまい中華屋がある。
ちょっとニューウェーヴ系で、カフェバーっぽい。
私の好きな雰囲気じゃないから、
たまにしか行かないが味はバツグン!
名前もお洒落に(笑)「海月(くらげ)食堂」という。
中華といっても創作系の店だ。
とはいっても単品は500〜1000円が中心。
昼も夜も定食があって、良心的な店なのだ。

ランチなら550円から各種あるが、
もし初めてだったら、ココは奮発して、
一番人気の「坦々セット」(950円)を。
坦々麺とシンプルな炒飯のセットメニューだ。
ところがこの坦々麺がタダ者ではない。
パスタのリングイネを思わせる独特の麺と、
これまた濃厚な胡麻スープがばっちり絡んで、
四川料理の領域を心地よく突き破ってくれるのだ!
この幸せは単品750円でたっぷり味わいたいのだが、
シンプルな炒飯も捨てがたいんですよ〜。
「黒坦々麺」(750円)もあるけど、
好みは普通のヤツかな♪
海月食堂
住所/神戸市中央区相生町4−8−12
電話/078−361−1858
営業時間/12:00〜14:00(LO13:00)
17:00〜24:00(LO23:30)
店休日/毎木曜日
投稿日:2007-08-16 Thu

庶民の町、板宿のビフカツ紀行第2弾は、
一番人気と思われる「キャベツ」に行ってみた。
地域に愛される店らしく、気取りないけど、
女性もすんなり入れる小奇麗な外観。
平日のお昼前というのに、もう満席だった。
メニューなど、見る必要はない。
はじめから「ビフカツ定食」(990円)に決めている。
だが、メニューの横にあったインフォメーションに反応した。
“ライス/キャベツ/スパゲティ 大盛 普通 小”
“値段は同じですのでお申し付け下さい”
一呼吸置いて「全部大盛で」と言い放った。

うひゃあ!
出てきた途端、大後悔。
キャベツの大盛はむしろ望むところだが、
ご飯とスパゲティはキツいなあ。
いやいや、始めから分かってることだけど(笑)
気を取り直し、ビフカツをいただく。
このデミグラス、好きかも。
というか皆に好かれるのが良く分かる。
懐かしい、家庭の味を進化させたというか、
家でできそうで、できないプロの味ですね。
肉はちょっと固めでナンでしたが、ソースでご飯がいただけます。
あとスパゲティもケチャップで和えたものじゃなく、
ちゃんと専用のソースが乗っていて、ワザが光りますなあ。
コチラのほうは、ハヤシ系のソースでしょうか。
ボリュームで体育系のハートまでがっちり掴み、
少量セレクトでか弱い女性も安心。
人気も納得の町の洋食屋さんでした♪
キャベツ
住所/神戸市須磨区大黒町3−3−16
電話/078−732−8140
営業時間/11:00〜15:00(LO14:45)
17:00〜22:00(LO21:40)
店休日/毎月曜日
テーマ:こんなお店行きました - ジャンル:グルメ
投稿日:2007-08-15 Wed

米原駅の駅そばは、関西風の出汁。
これより東に向かうとだんだんと濃くなる。
岐阜に入ってすぐ、大垣は色が薄くても甘くなる。
名古屋圏内の食べ物って、
個性的なので境界線がはっきりしている(笑)。
確かはっきり濃くなるのは豊橋ぐらいだったかな?
まあ、そんなことは関係ないのだろうが、
関西出汁の誇りをかけて、
上質の駅そばを提供してきたのが、
駅弁販売も手がける井筒屋だった。

いきなり過去形になってしまうが、
どうも味が落ちたようなのだ。
いつもは新幹線待合室の立ち食いを食していたのだが、
駅の改修工事で姿を消してしまった。
仕方がないから在来線ホームで、
「天ぷらそば」(400円)を食べてみたところ・・・。
同じ業者だから、味が違うというわけじゃないだろうが、
コクとか風味とか、すべての項目で評価落ち・・・。
どん兵衛風天ぷらは笑って許すんだけどねえ。
デキが悪かったのは、この日だけでありますように。
どうせなら「よもぎそば」にすれば良かったと後悔。
井筒屋 駅そば
住所/JR米原駅構内
営業時間/よく分からない
投稿日:2007-08-14 Tue

愛すべき新開地に最近インド料理屋が2店開店した。
こんなにウレシイことはない。
低料金で頑張るルピアという店の方を応援しているが、
こっちの「インド亭」もほっとけないんだよね。
なんたって美味いんだから・・・。
カレーはマトン、チキン、ほうれん草、ベジタブルの4種。
ナンかライスを付けて600円と、ココもとっても安いのだ。

美味いのは当然。
シェフが地元じゃ知らない人はいないインド料理の老舗、
「ゲイロード」出身のベテラン料理人。
高級料理店の味が、この値段で楽しめるんだから♪
定番チキンはコクがあって、じんわり辛さがやってくる。
じんわりって部分に高級感があるのだけど、
分からないですよね(笑)
辛さアップもしてくれますが、
インド漬物投入で辛味を増していくのもいいですね。
この漬物もしっかり手を加えた逸品でした。
外観は怪しいけど、店内おしゃれで、
女性のひとり使いも楽勝!
むしろ男のほうが入りにくかったりして・・・。
インド亭
住所/神戸市兵庫区新開地1−2−23
電話/078−531−2277
営業時間/11:30〜14:30、17:00〜22:30
店休日/毎水曜日
投稿日:2007-08-13 Mon

南京町を代表する店といえば「民生」。いつ行っても観光客が列を作っており、
最後に食べたのがいつだったか、思い出せないぐらいにご無沙汰である。
で、行くのはいつも元町のはずれにある姉妹店の「香美園」。
ここも昼時は行列ができるが、客層はまったく違う。
近くで勤めるサラリーマンやOL、近在の人ばかりなのだ。
この時間帯さえハズせば、まず相席になることもないから安心だ。
ここでの注文は当然、「五目やきそば(小)」(720円)。
(小)があるのだから、当然(大)もあるが、
(小)でもかなりのボリューム。
何人かで行って、分けるつもりでもなければ、(大)は止めておいたほうが無難。

「五目やきそば」は、小皿に盛られたカラシと一緒に登場する。
この小皿で酢を加え、カラシを溶かして、
ヤキソバにかけるのがココの常連さんの流儀らしい。
麺は香ばしい焦げ目が入った独特の固麺。
見た目と違って、かなりあっさり目の味付けなので、
酢とカラシが、逆に味を引き立てる。
何よりも顔を近づけたときの、海鮮から漂う香りがいい。
麺は最後までしっかりコシを残しており、食べていて飽きが来ない。
この店の一番人気はなぜか中華系のカレーライス。
検索してもカレーライスばっかり上がってくるのはちょっともったいない。
もちろんカレーも美味しいが、
一度は正当な中華メニューを食してほしいと思う。
香美園
住所/神戸市中央区元町通3−16−2
電話/078−391−4051
営業時間/11:30〜15:00 17:00〜20:30
店休日/毎月曜日
投稿日:2007-08-12 Sun

昔、明治生まれの祖母は口癖のように、
「神戸牛は大井か三ツ輪やないとあかん」と、
言い続けていた。
羽振りの良かった頃は、随分と牛肉を食べていたようだ。
大井は健在なれど、神戸駅近くにあった料亭・三ツ輪は、
ついに一度も足を向ける間もなく、数年前に閉店してしまった。
ところが生田筋の一本西の路地に「さんのみや三ツ輪」なる店がある。
調べてみると暖簾分けの店だそうだ。
ココなら唸るような肉が食べられるだろうと、足を運んでみた。
見るからに高級そうな外観。
料亭ではなく日本料理とある。
メニューを見ると肉もあるが、魚も得意とするようだ。
うれしいことにランチメニューがあった。
みつわ弁当、さしみ定食、天ぷら定食、
牛かつ定食、焼魚定食、エビフライ定食・・・。
すべて800円均一と、破格値だ。
もちろん「牛かつ定食」をチョイスする。
ビフカツ紀行の始まりだ。

さすがに800円じゃあ、純神戸肉というわけにはいかないだろう。
落ちた肉質を、技量でどうカバーしてくれるのか?
老舗から受け継いだワザをじっくり拝見だ。
出てきたセットは見た目がさすがに美しい。
卵をちょこんとのせたサラダのほかに、付け合わせにも野菜が。
小鉢はタマネギとモヤシ、ベーコン炒めだった。
メインの牛かつだが、予想に反して、
トンカツによく見られるハード衣。
肉の旨みより、ソースを含んだ衣の味が勝ってるじゃないか。
うーむ、この手で来たか・・・。
まあコストパフォーマンスで、十分評価できる内容だけど、
最近、安くて美味しいビフカツ紀行が続いているからなあ・・・。
勘定を済ませて、外に出ようとすると、
女性のスタッフがすーっとドアのそばに立ち、
ドアボーイのように、さっと開けてくれた。
この値段で一流どころの空気が味わえる、
そんな魅力も人気の秘密だろう。
昼前に相席になったと思えば、あっという間に行列を作っていた。
そうそう、三ツ輪の洋食レシピを受け継いだ店は他にもあったっけ。
今度はそっちに行ってみよう♪
さんのみや三ツ輪 本店
住所/神戸市中央区三ノ宮町2−5−7
電話/078−391−3591
営業時間/11:00〜14:00、17:00〜22:00(LO21:00)
店休日/正月三が日
投稿日:2007-08-12 Sun

青春18切符のネックは言うまでもなく、
時間との戦いになるという点。
ちょっとブラっとしたいなあという駅では、乗り継ぎ時間が少なく、
なあ〜んにもないような駅で、どかっと待ち時間が生じる。
だから、ちょっと美味しいものを食べようと思っても、
結局は駅弁や駅そばが精一杯。
下手したら、コンビニのおにぎりにも有つけなかったりする。
そばどころ島根の陰に隠れているが、大山も立派なそばどころ。
米子駅に着いたものの、駅を出て美味しい蕎麦をいただく余裕はない。
こんなときには、駅そばで妥協だ。

駅そばのスタンドへ行くと、「米吾」と屋号が出ている。
鯖を使った“吾左衛門寿司”をはじめ、
米子駅の人気駅弁を扱っている業者だ。
中へ入ってメニューを見ると、相場より2割ほど高い。
これは期待ができるのか!?
とりあえず「天ぷらそば」(460円)をオーダーする。
まず濃い目の出汁に驚いた。
見た目は完全に関東系の蕎麦のようだ。
やっぱりちょっとしょっぱく、麺も柔らかい。
あんまり特徴が伝えられないぐらいに、平凡な蕎麦だった。
ということは、高いだけってことか・・・。
残念。
米子駅 大山そば米吾
住所/鳥取県米子市弥生町2 JR米子駅構内
電話/0859−33−2226
営業時間/7:00〜19:00
投稿日:2007-08-11 Sat

カレー専門店の少ない滋賀にあって、
東近江市で奮闘している「アジアン」が、
近江八幡市に2号店を出したと聞き行ってみた。
本店はロードサイドに立地しているが、
2号店は「AQUA店」として、
駅前のマイカル近江八幡AQUA内にあった。
ちょうどお昼時。
ランチタイムメニューとなる、
熟カレー+サラダ+ドリンクの「Aセット」(750円)に決める。

熟カレーはその名の通り、100時間熟成に時間をかけ、
じっくり野菜の旨みを引き出したカレーだ。
100時間熟成したということではない。
煮込んでは冷ましの繰り返し。
タマネギも半日炒めているとか。
時間をかけた分、スパイシーというよりは、まろやかさが特徴。
私のような激辛マニアは物足りなく感じるが、
間違いなく旨いカレーに思える。
正真正銘のこくまろカレーだろう。
スパイスの風味、野菜の甘味が絶妙のバランスを形成する。
こんな手間をかけたカレーが単品でも500円なのだから驚く。
完成度が高い故、ワイルドさが欠け物足りないと思ったが、
それは食べる側の勝手な言い分。
誰からも愛されるであろうカレーだ。
名店には違いあるまい。
アジアンAQUA店
住所/滋賀県近江八幡市鷹飼町179
電話/0748−38−5625
営業時間/11:00〜22:00(LO21:30)
店休日/マイカル近江八幡定休日に準ずる
投稿日:2007-08-10 Fri

山あり海あり。
須磨浦は子供の頃の格好の遊び場だった。
国道を挟んで、山側に須磨浦公園、
海側には沖合いに足場を伸ばした海釣り公園。
そんなレジャーな場所に、
一角だけ昔ながらの静かな環境が守られている所がある。
源平合戦、一の谷の戦いで、
16歳の若さで熊谷次郎直実に討ち取られた、
平敦盛の供養塔“敦盛塚”だ。
この西隣に「敦盛そば」はあった。
素朴な、御茶屋風建物というよりはバラックのような店で、
お婆ちゃんが出してくれた蕎麦は、
祖谷そばを思わせるような不揃いの田舎蕎麦。
まっ黒な蕎麦は、子供がイメージする蕎麦そのもので、
いつも美味しく食べていた。
江戸時代から西国街道の茶屋として歴史を重ねてきた店も、
震災以降、営業している様子を見ることなく、
あの黒い蕎麦も追憶のかなたに遠のいてしまった。

ところが最近、営業を再開したという話を聞いた。
検索してみると平成17年に新装オープンしたとのこと。
さっそく感動の再開を果たしに行ってみた。
変わらぬ敦盛塚のそばに、見慣れぬ和風建築が。
何と立派な蕎麦屋に大変身だ。
ここで、あの田舎蕎麦が本当に出てくるのだろうか。
一般店と変わらぬ豊富なメニューを眺め、
「敦盛そば(かけ)」(500円)をオーダーする。
これがオリジナルのハズだ。
出てきた蕎麦にビックリ。
麺が白っぽいというより、緑がかっている。
細くて美しい蕎麦だ。
ワカメでも練りこんでいるのかと聞けば、
挽き立てだからとの返答。
二八ぐらいで打っているらしい。
どうやら本格的な蕎麦屋として再スタートを切ったようだ。
これなら敦盛ではなく、盛り蕎麦にすれば良かったかな。
でも、あの田舎蕎麦がもう食べられないのは、かなり寂しい。
これは復活・・・というのではない。
このロケーションにはあの田舎蕎麦でなければダメだ。
きっと江戸時代からずーっと変わることなく・・・。
敦盛そば
住所/神戸市須磨区一の谷町5−4−18
電話/078−733−1871
営業時間/11:00〜16:00
店休日/毎火曜日
テーマ:うどん・そば - ジャ










