投稿日:2007-07-10 Tue

2年ほど前に琵琶湖の沖島へ渡った。
国内で唯一、湖上に浮かぶ人の住む島だ。
私は温泉でなく、有人島ハンターでもあり、
瀬戸内海の有人島は9割制覇するぐらいのマニア。
そんな私でも、
スクール船しか渡航手段のないこの島は、
佐渡島ぐらいには遠いところだった。
ところが最近、観光に注力しはじめ、
定期便も出るようになったと聞き、
民宿で美味しいものを食べるという、
日帰り旅行を敢行したのだ。
近江八幡駅から30分もバスに揺られ、船で約15分。
いつもの潮風はそこに吹いておらず、
湿った夏の空気がまとわりつく。
静かな漁港で倉庫のような店があった。
ここは観光案内所も兼ねた漁協の店らしい。
初めての地である。
何か地図がないかと尋ねてみたら、
手書きのコピーの地図をオバチャンが持ってきた。
ありがたいと手を出すと、
何か土産を買わないと渡せないと言うではないか。
それ、どう見てもコピーなんですが・・・。
素晴らしいウェルカムにへそを曲げて、
そこを飛び出したのは言うまでもない。

こうなったら、どんな景色も二束三文。
どこかでリカバリーしなくっちゃ。
食事だけOKの民宿「湖上荘」に飛び込んだ。
どれもこれも新鮮な琵琶湖の幸ばかり。
朝獲ってきたという大鰻の美味さは、
これまで味わったことがないほど。
特筆すべきは名物「鮒寿司」だろう。
ニゴロブナと近江米を使い発酵させたもので、
その臭さは国内トップクラス。
寿司といっても飯の原型はなく、そのままつまみにしたり、
お茶漬けなどでいただく。
これが思いのほか、臭くなく、美味しくすーっとイケるのだ。
これなら好物になると滋賀の友人に話したところ、
臭くないのは鮒寿司にあらずと一蹴された。
道理ではある・・・。
物干し台のような木陰のテラスでいただく食事は最高。
これで随分と機嫌も直った。
午後からの散策が楽しみだ。
そんな晴れやかな気分は、清算を終えるまでだった・・・。
※鮒寿司はたしか時価で、これが3000円ほどだったと思う。
予約制らしく始めに予算を決めればブルー気分回避は可能♪
あと観光に力を入れるなら寿司だけじゃなく、漁協のみなさんに、
おもてなしの心も熟成させていただくよう切に願いたい。
今どきコピーくれないとこってないてば(笑)
湖上荘
住所/滋賀県近江八幡市沖島町頭山167
電話/0748ー33−9639
投稿日:2007-07-10 Tue

土蔵の町で有名な倉吉に名物そばがある。
その名もずばり「土蔵そば」。
店舗はもちろん大正時代の土蔵。
2階にカウンターと小さなテーブル2卓だけのそば処があった。
なんとも細長い不思議な空間だ。
オーソドックスな「土蔵そば」をオーダーする。
待っている間に、柚子が入った蕎麦湯が出た。
食べる前に出される蕎麦湯はあまり記憶にない。
もちろん出汁で味が調整されており、美味しくいただく。

やがて大きな丸い皿に盛られた蕎麦が出てきた。
皿は2枚重なっており、これで1セットらしい。
平たい蕎麦の上に鰹節、のり、ゴマ、ネギ、わさび、鶉の卵。
これに出汁をかける、いわゆるぶっかけ蕎麦だ。
粘りのないボソっとしたコシは、いい意味で田舎風。
ちょいと濃い目の出汁に負けず、存在感を見せてくれる。
あえて出雲蕎麦に向かなかったことに、好感を抱いた。
上品な蕎麦を味わうというより、
蕎麦を食べることを楽しむ店だ。
もう1枚食べたかったな・・・。
土蔵蕎麦
住所/鳥取県倉吉市新町1−2429−1
電話/0858−23−1821
営業時間/11:00〜17:00
店休日/1〜2月のみ毎木曜日
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