投稿日:2008-05-19 Mon

国東半島は広い。
観光資源の宝庫で、見どころも満載だ。
ところが、食事する場所が限られており、
綿密な計画のもと、走行しないと、
食事難民になること必至である。
正午前、ある磨崖仏を拝観した後、
食事の情報を受付の女性に聞くと、
目的地方面にはあまりないと言う。
では、一番近いところはと聞けば、本日のお宿。
夕食をいただくのに、さすがに昼もでは芸がない。
結局、飲食店がいくつかあると言う、国宝の富貴寺近くに向かった。

参道付近を車で流す。
当然だが観光地仕立ての店ばかりだ。
悩んだ末、小さいながらも小洒落た感じの「富貴茶屋」にお邪魔した。
中も落ち着いた喫茶店という感じで、隣の店と経営が同じらしく、
しばらくしてマスターが現れた。
聞けば富貴寺のそばなので、定食は精進料理を意識していると言う。
文句なく「だんご汁定食」(1050円)で決まりだ。
これがなかなか豪勢。
だんご汁とご飯に、山ふぐ、白あえなど、6品も小皿が並んだ。
どれも地場の食材ばかりで、万人向けだからだろうか、
ちょっと味が濃い目だったが、美味しく平らげた。
だんご汁の具材と合わせて、何品目の食材になるのだろうか?
大分は本当に食材豊かな土地。
食べ物であまりハズした記憶がない。
観光客相手の店も、本当に侮れない気がする。
富貴茶屋
住所/大分県豊後高田市大字蕗
電話/0978−26−2137
営業時間/8:00〜17:00
店休日/年中無休
投稿日:2008-05-11 Sun

九州は食べ物がとても豊かに思う。
肉は牛、豚、鶏、馬と何でも揃うし、野菜の味も濃い。
そんな素材の良さを最大限に引き出すご当地グルメ、
「だんご汁」とはまさにコレに当たるだろう。
味噌の中には旬の野菜と、幅広麺のようなだんご。
素朴な味わいだが、とり天と共に、
大分では必ず味わいたいメニューだ。
別府の中心地となる鉄輪で、「まさ食堂」という店に入ってみた。
夜9時過ぎ、店内は地元の旅館主らしき人たちが、
楽しい酒を傾けながら楽しんでいる。
食堂と言いながら、居酒屋要素の強い店に見えた。

そんな店だから、「だんご汁」(650円)のみ、
注文するのは少々躊躇われたが、恥の掻き捨ては旅人の特権。
温泉街の食堂なので、正直味には期待してなかった。
麺も既製の乾麺かも知れないと、諦めていた。
ところが、出てきた麺はまさしく手打ち。
ほどよい弾力を備えており、素晴らしい仕事と感じられる。
味噌は人参、椎茸、里芋、牛蒡、白菜など盛りだくさんの具に負けない、
しっかり目の味付けでご飯のおかずに良さそう。
さらにオススメ通り、カポスの絞り汁を入れると、
私好みのスッキリ味となって、思わずニンマリしてしまう。
考えてみたら、観光客は宿で食事をするから、
温泉街の食堂は、近在の人の舌を相手に鍛えられているかも知れない。
まさ食堂
住所/大分県別府市鉄輪風呂本5
電話/0977−66−0684
営業時間/11:00〜14:30、18:00〜23:00
店休日/毎水曜日
投稿日:2007-07-16 Mon

楽しい別府の温泉行脚で、ちょっと困るのが昼飯。
美味しい店もあるのだけど、観光地仕様の地雷もたんまり。
別府駅近くにある老舗の茶房が、
ランチを出していると、あるブログで知った。
昭和初期の別荘を茶房に改装した「信濃屋」の存在は、
何年か前から知っていたが、純粋な喫茶店と思っていた。
建物にも興味があるし、足を運んでみる。
何でも鹿鳴館をイメージして改装したらしく、
そのあたりも興味津々だ。
堂々たる日本建築の門をくぐって中に。
木のぬくもりをそのままに生かした、
懐かしい空間がそこにあった。
調度品のセンスからは、
貴族たちが集う明治の華やぎというよりは、モボ&モガの社交場。
大正モダンの香りを強く感じる。
大勢でガヤガヤではなく、静かな語らいの場である。
飯をワシワシという雰囲気でもない。

とはいいつつ、腹が減っているのだからと、
ベタな「だんご汁定食」(850円)をオーダーする。
イリコ出汁の甘味噌汁に、野菜がたっぷり。
白菜、茄子、牛蒡、人参、ジャガイモ・・・。
主役であるはずのきしめん風団子は、
野菜それぞれの個性を結びつけるツナギのような役目を果たす。
九州の甘い味噌はどんな野菜とも相性がよく、
しっかりした味だから、ご飯のおかずにもなるという頼もしさ。
おからのコロッケも、豆腐も美味しくいただきました。
この値段ならいただかないと損です。
でも周りの注文を聞いていると、
圧倒的に多かったのがカレーライス。
だんご汁はどちらかと言えば観光客メニューだから、
日常使いで人気のカレーライスが気になるところです。
次回はカレーライス&だんご汁単品でいただきましょう(笑)
茶房 信濃屋
住所/大分県別府市西野口町6−32
電話/0977−25−8728
営業時間/9:00〜21:30
店休日/無休
投稿日:2007-06-30 Sat

さて困った。
昼時に黒川温泉だ。
観光地で食う飯ほど怖いものはない。
味はもちろん、値段、接客・・・。
こういうときは地元の人からオススメを聞くのだけど、
黒川は町全体がいい意味でグルになってるからなあ(笑)。
互助精神でここまで登り詰めてきた感じだし。
そう思っていると郵便局があった。
ありがたい!ココは中立だ♪
で、勧められたのが「味処なか」。
馬刺しや地鶏を中心に、郷土料理が食べられる店だ。
店内に入るとやっぱり観光客が7割ぐらい。
地元の人は主に居酒屋として利用しているらしい。
それにしても平日の11時半で満席とは・・・。
黒川温泉の景気にあやかりたいとつくづく思う。
注文は速攻で決まった。
「だご汁と地鶏めし」(1000円)のセットだ。
ボリュームからすれば、観光地でこの値段は良心的だろう。

気に入ったのは“だご汁”の方。
地鶏めしは、まあドコでも食べられる味ぐらいにしか思わなかったが、
野菜がたっぷり入っただご汁は、九州ならではの白系味噌仕立てで、
野菜の持つ甘みと旨みを余すことなく引き出した逸品だった。
“だご”は大分がきしめん風だったのに対し、水団タイプ。
麺タイプとは違ったモチモチ感が心地よい。
あっさりしているのに、コクがじわーっと口に広がっていく。
ゴロゴロ入っていた大嫌いなシイタケも、
残さず食べたぐらいに美味かったのである。
キノコは大好きなのに、シイタケはなぜ異質なのか・・・。
シイタケを入れるのは、ドンコと名付けてシイタケを名物としている、
大分バージョンだけにして欲しいものだ。
味処なか
住所/熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川6600−2
電話/0967−44−0706
営業時間/11:00〜23:00
店休日/不定休
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